
こんにちは。
ブログとYouTubeで活動しております。『ろうじん』と申します。
剣盾S10お疲れ様でした。
今期はトップ10禁止ルールが適応され、一から構築を見直す必要があったため構築スキルが求められるシーズンとなりました。
最終427位 ダブルトリック ガルドホルード





構築経緯
『ミミッキュ』という最強のストッパーが存在しなくなった環境で『ステルスロック』展開が強力ではないのかと感じ、『展開構築』を組むことにした。
まず、個人的に好きなポケモン1,2を争う『ホルード』をエースとして据える所から構築を組み始めた。
ホルードをエースとして展開する上で最大の障壁が『両ウーラオス』だったため、初手性能に優れた耐久調整 『ステルスロック ピクシー』を起点作成として起用。
次にトップ10禁止ルールの環境で最もパワーのあるスイーパーとして『スカーフ パッチラゴン』を採用。
更にホルードと相性補完に優れた対面駒として『襷 AC ギルガルド』を採用。
補完枠としてパッチラゴンと相性の良い第二のエース『挑発ビルド アーマーガア』を採用。
最後に受けサイクルへの回答兼、S10で流行していた『ノーマル特殊受け+草物理受け+エースアタッカー』の並びにサイクルカットを狙える『こだわりトリック ゴチルゼル』を構築の補完枠として採用した。(ゲームスピードを鈍化させる受け駒の選出を可能なかぎりさせない。)
構築コンセプト
本構築は『起点』+『積み』を意識した『展開構築』となる。
『ステルスロック ピクシー』始動→『ダイマックス 珠 ホルード』or『挑発ビルドアーマーガア』展開→『スカーフ パッチラゴン』or『襷 AC ギルガルド』でスイープ
上記の流れを基本戦術に据えた。
構築内に『ゴチルゼル』を入れることで相手に対面選出を強要させ、ステルスロック展開を通すことをコンセプトとした。
各個体紹介
信用可能 マジガピクシー

技構成 |
ムーンフォース |
つきのひかり |
ステルスロック |
トリック |
持ち物 | まんぷくのおこう |
特性 | マジックガード |
性格 | ずぶとい |
役割 | 特殊AT/起点作成 |
選出率 | 2位 |
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | |
努力値 | 252 | 0 | 140 | 0 | 116 | 0 |
実数値 | 202 | – | 122 | 115 | 125 | 80 |
D>B ポリゴンZ ダウンロード対策
B→A特化鉢巻ウーラオスの水流連打確定耐え
D→無補正C252ゲンガーのヘドロウェーブ確定耐え
無補正C252ポリゴンZの適応力ダイアタック(威力150)確定耐え
無補正C252珠リザードンのキョダイゴクエン確定耐え
S10で初手に来ると予想されるポケモンほぼ全てに対して行動補償を確保できる耐久調整ステロピクシー。
『マジックガード』を採用することでゲンガーのヘドロウェーブで毒を引いた場合やリザードンのキョダイゴクエンの定数ダメージを無効にし、確実に2ターン動くことが可能。
初手に起点作成として選出し、後続のアーマーガアやホルード展開をサポートする。
ステルスロックによって相手の行動補償枠を潰すことが主な仕事であるが、初手に来た襷枠に対しても『まんぷくのおこう トリック』で気合の襷を奪いつつ、機能停止にできるため、他に類を見ないこのポケモン独特の性能を発揮させた。
余談
オーロンゲ→こうこうのしっぽ(悪魔→足枷)
ピクシー→まんぷくのおこう(天使→お香)
にしておくと選出画面で見栄えアド取れます。
珠ホルード

技構成 |
じしん |
とびはねる |
ギガインパクト |
ほのおのパンチ |
持ち物 | いのちのたま |
特性 | ちからもち |
性格 | ようき |
役割 | 対面駒/ダイマックスAT/抜きエース |
選出率 | 1位 |
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | |
努力値 | 0 | 252 | 0 | 0 | 4 | 252 |
実数値 | 160 | 108 | 97 | – | 98 | 143 |
D>B ポリゴンZ ダウンロード対策
本構築のエース枠。
環境に強力なゴーストタイプが軒並み取り除かれ、残ったギルガルド、ゲンガー、シャンデラ等の主要ゴーストタイプは全て地面タイプが弱点のため、ノーマル/地面複合がかつて見たことが無い程に一貫する環境となった。
ミミッキュ不在の現環境で場作りすればこのポケモンを止められる術は限られるため、S10エース最強候補の1体になり得る。
炎打点は唯一ホルードの一貫を切れるアーマーガアに対しての打点として採用。
挑発スカーフパッチラゴン

技構成 |
でんげきくちばし |
つばめがえし |
げきりん |
ちょうはつ |
持ち物 | こだわりスカーフ |
特性 | はりきり |
性格 | ようき |
役割 | サイクル駒/物理AT/スイーパー |
選出率 | 3位 |
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | |
努力値 | 0 | 252 | 0 | 0 | 4 | 252 |
実数値 | 165 | 152 | 110 | – | 91 | 139 |
S→同族意識で最速。
エースで場荒らしした後、ゲーム終盤のスイーパーとして展開する。
ステルスロックを踏ませた後のスイーパーとしての性能は破格だが全ての攻撃技が命中不安定であるため、運要素が強く絡む。
エース枠が相手の先展開によってダイマックスできない場合、第三のエースとしてダイマックスを切る。その際に『ちょうはつ』を媒体とし、『ダイウォール』を張る目的で使用する。
(変化技+こだわりスカーフに関しては前期の記事を参照)
余談
最終日に20チャレンジで逆鱗を外して負けたため、スイーパー適性が本当に高いのかは疑問。
ダイマックス適性は高いがウオノラゴン程の詰め性能はないと間違いなく言える。そのためスイーパー枠は要検討。
(スカーフポリゴンZ辺りも気になっていたのでそっちのほうが安定していた説)
襷 AC ギルガルド

技構成 |
シャドーボール |
ラスターカノン |
インファイト |
かげうち |
持ち物 | きあいのタスキ |
特性 | バトルスイッチ |
性格 | おっとり |
役割 | 対面駒/両刀AT/スイーパー |
選出率 | 4位 |
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | |
努力値 | 0 | 156 | 0 | 252 | 0 | 100 |
実数値(シールド) | 135 | 90 | 144 | 112 | 160 | 93 |
実数値(ブレード) | 135 | 180 | 63 | 211 | 70 | 93 |
D>BポリゴンZダウンロード対策
S→準速ドサイドン抜き
ホルードと攻撃面/防御面共に相性の良い両刀ギルガルドを対面駒として採用。
上位環境に多い『ノーマル特殊受け+草物理受け+エースアタッカー』の並びに比較的強くそれぞれに最低限の仕事ができる。
S10のギルガルドのトレンドはパッチラゴン意識でキングシールド採用の特殊型が多かったため打点のない『ラッキー』や『ハピナス』を強烈に呼ぶ。
ギルガルドに対してTODを仕掛けてくる上記のノーマル特殊受けに対して凄まじい崩し性能を発揮し、型や戦況によっては『モジャンボ』や『ラフレシア』等の草枠も1体で崩すことが可能。
エース枠と対面した際も最低限の削りを入れれるため、雑に選出しても腐り辛くS10でも唯一無二の対面性能は健在だと言える。
悪ウーラオスに対してインファイトではダメージが絶妙に足りないため起死回生に変更するか攻撃に補正をかけてステルスロック込みで対面処理できるようにするか悩んだが霊/鋼のメインウェポンは特殊の方が優秀なため性格は『おっとり』で採用。ドサイドンや草物理受けを相手にすることを考えてもメインウェポンは特殊にする必要がある。
ダウンロードポリゴンZの起点にならず構築全体でノーマルの一貫を切れるため、流行していたポリゴンZやホルードに対して安易にダイアタックを打たせない強みもあった。
同時にホルードに対しても行動補償+格闘打点が持てるため、S10の環境でも十分な性能を発揮した。
HASアーマーガア

技構成 |
ブレイブバード |
ちょうはつ |
ビルドアップ |
はねやすめ |
持ち物 | するどいくちばし |
特性 | ミラーアーマー |
性格 | いじっぱり |
役割 | サイクル駒/ダイマックスAT/抜きエース |
選出率 | 5位 |
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | |
努力値 | 140 | 172 | 0 | – | 0 | 196 |
実数値 | 191 | 141 | 125 | – | 106 | 112 |
H→16n-1
S→1ダイジェット最速100族抜き。
第二のエース枠。(いつもの個体。)
パッチラゴン軸の対抗として流行した水ウーラオス+モロバレル+地面枠や上位で流行していたモジャハピ+エースアタッカーの並びに一貫が取れるダイマックスアタッカー。
パッチラゴンやロトムが入っていない構築で無類の強さを発揮し、流行していた襷じたばたホルードすらも起点にすることが可能。
ピクシーのまんぷくトリックで相手の足を奪い、上から羽ビルドで起点にする動きや足りない素早さを補助することで高火力飛行技を上から叩き出すことが可能。
このポケモンが上を取れるか取れないかで戦況が大幅に変わることが多いため、アタッカーアーマーガアを軸とした構築を組む場合、素早さコントロールできるサポート枠は毎度のことながら必須であるように感じられた。
環境トップに強いと言うよりはどちらかと言うと対抗として現れた並びに強く、挑発の一貫する受けサイクルにも相変わらずの性能を発揮させた。
こだわりトリックゴチルゼル

技構成 |
ねむる |
トリック |
コスモパワー |
アシストパワー |
持ち物 | こだわりハチマキ |
特性 | かげふみ |
性格 | ずぶとい |
役割 | サイクル駒/特殊AT/サイクルカット |
選出率 | 6位 |
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | |
努力値 | 252 | 0 | 252 | 0 | 4 | 0 |
実数値 | 177 | – | 161 | 115 | 131 | 85 |
主に選出誘導を目的として採用。
受けに振り切った構築に対してほば100%勝てるため、マッチングガチャで運良く純正受けループを引いた際はeasy-winできる。
また、エース枠を受けにくる受け駒の選出を抑制できるため相手に気合の襷を絡めた対面選出の強要が可能。
対面選出をしていた場合は初手ピクシーのステルスロックが刺さるため、行動補償を失い裏のエースが格段に通しやすくなる。
ピクシーと同時選出することはないため一見全くシナジーが無いように見えるが、ゴチルゼルによる対面選出の強要+ピクシーによる行動補償の阻害が試合の中では見えない選出画面上での強力なシナジーを発揮させた。
選出パターン
ピクホルパッチorガルド
(基本展開選出)
ガルドホルードパッチ
(対面選出)
ゴチうさアマガ
(受けへの回答)
YouTube 構築紹介動画
余談

S1以来にゴチルゼル入りの構築を使用しました。
カセキメラが強かったり、サザンドラやカビゴン等の使用率が引き上がったり、等どちらかと言うとS1~S4の環境に逆戻りした印象を受けました。
エースバーンがいないというだけでサザンドラやカビゴンが活き活きし始めるのが何とも…。
今期は20チャレンジでパッチさんがやらかしたのでメンタルがボロボロになりました…。(泣)
プレイングや構築スキル以上に潜り続けれるメンタルを鍛えたいです。
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